発達障害・自閉スペクトラム症の新薬治験…「幸せホルモン、鼻にスプレー」

オキシトシンが面白い効果を持っているのは以前から言われていましたが、こういう研究が行われているのは知りませんでした。
日本では未承認なのですが、欧米では授乳が必要な女性のために点鼻薬がサプリメントとして売られているそうです。以前はAmazonでも売られていたようですが、今は検索しても出て来ません。

さて、本題。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180307-OYTET50012/
元記事は読売です。

発達障害・自閉スペクトラム症の新薬治験…「幸せホルモン、鼻にスプレー」

 対人関係を築きにくい自閉スペクトラム症について、鼻にスプレーするだけでコミュニケーション能力の改善を図る新薬の臨床試験(治験)を、浜松医科大学の山末英典教授(精神医学)らが医師主導で始めた。中心症状であるコミュニケーション不全自体にアプローチする薬は初めて。5年程度での製品化を目指す。

 自閉スペクトラム症に対してはこれまで、障害に伴う不安やうつ、興奮など二次的な症状に対応する薬が用いられてきた。

 山末教授らは、「幸せホルモン」と呼ばれ、女性に多いオキシトシンに注目。脳に作用し、協調性を高めるなどとする報告をふまえて研究を重ね、鼻から吸収させるスプレーを帝人ファーマと共同で開発した。

 オキシトシンは陣痛促進や母乳の分泌を促す薬として世界的に使われており、開発したスプレーの安全性もすでに確認。治験は18歳以上55歳未満の男性患者約150人を募り、全国約10か所の大学病院で行う。スプレーでオキシトシンを吸入後、被験者の喜怒哀楽の表情や声色、視線の動きなどを面談形式で確認し、数値化して効果を分析する。

 海外で市販されているスプレーで事前に行った、男性患者延べ60人を対象にした臨床研究では、患者の表情が豊かになり、会話がかみ合う回数が増えるなどの結果がすでに出ている。

 山末教授は「オキシトシンの適切な使用頻度や量はまだ未確認で、患者や家族の自己判断で試すのは危険だ」と話している。

 理化学研究所脳科学総合研究センターの加藤忠史・副センター長(精神医学)の話「中心的な症状に効く薬はなかっただけに、期待は大きい。精神科分野では本格的な医師主導の治験がほとんどなく、その意味でも価値がある」

          ◇

【 自閉スペクトラム症 】 発達障害の一種で、以前はアスペルガー障害、自閉性障害などと呼ばれていた。症状は様々だが、学校や職場などで人とのコミュニケーションや意思疎通がうまくできず、“生きづらさ”を抱える。患者は100人に1人の割合で、全国で100万人程度いるとみられる。


これをうけて検索してみたところ、国立研究開発法人日本医療研究開発機構のプレスリリースを見つけました。

https://www.amed.go.jp/news/release_20160823-01.html
プレスリリース
青年期自閉スペクトラム症への継続オキシトシンスプレーの効果は点鼻用量と遺伝的個人差の影響を受ける
(一部抜粋)

今回、福井大学では、この2つの疑問点を明らかにするために、自閉スペクトラム症がある青年期の方60名に参加いただき、ランダム化二重盲検試験(注3)を行いました。参加者には、①高用量のオキシトシンスプレー、②低用量のオキシトシンスプレー、③プラセボ(偽薬)スプレーのいずれかを12週間にわたって点鼻していただきました。その結果、男性参加者では、オキシトシン点鼻の実際使用量が多い方が効果を認めやすいことが明らかになりました。さらに、点鼻用量が少ないときは個人の遺伝的背景であるオキシトシン受容体遺伝子多型(注4)によって効果の程度が異なることがわかりました。これらの成果は、今後オキシトシン療法を確立する上で重要な知見です。


まだまだ研究途上ということのようですが、アスペルガーなどに効果が期待出来るというのは面白い話です。
まあ、この生き辛い社会構造をもう少し生きやすく改変していくのが必須、だとは思いますが。





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この記事へのコメント

プロフィア乗り
2018年03月10日 19:47
>オキシトシン

慢性的に枯渇してますね(^-^;)

うつと言えば、私は47都道府県&東南アジア諸国を陸送海運していた頃、お医者様から軽度の鬱なのでよく眠る様に…なんて診断された事がありました。

何かと生き辛い社会システムですが、図太く楽しく過ごしたいものです。

3・11から早くも7年が過ぎますが、去年この目で見た陸前高田市は、海沿いに土壁を盛っただけですね。

先週催されたRK大将の深谷講演会は立ち見御礼の盛況だったので、明日は久し振りに福島県いわき市へオキシトシン分泌させながら出掛けようと思います(^O^)

母うさぎ
2018年03月11日 04:09

オキシトシンって、幸せホルモンでしたよね。
沢山分泌されると健康になれるという…。

そう言えば最近私、かなり幸福感に満たされてます。オキシトシンかも(笑)。

ふとした思い付きで、職場の仕事用メモ紙(個人で用意するもの)をちょっと可愛くして仕事のテンション上げようと、自分で『消しゴムはんこ』を作りポンポンと押してみたんです。

お花とか葉っぱとか。
自分で絵の具で彩色して。

それがことのほか可愛く仕上がり職場でメッチャ褒められて、
うちの職場女性ばっかりなんで…
「〇〇さん、(←私の本名)女子力高ーい!」とか言われ(笑)
「かわいいー!」の言葉を浴びせられ(笑)

頼まれて数名にプレゼントしたらすごい喜ばれて…

不思議な事に仕事のテンションすごい上がり(これしきの事で)、
最近はうちでそのメモ紙毎日のように製作してるんですが、この時間がすごい満たされる時間で、不思議な位楽しいんですよ。
ストレスとかふっ飛んじゃいます。

いい事見つけた~と思っていたんですが、
これきっとオキシトシン関係してるかもー。

2018年03月13日 10:05
>プロフィア乗りさん
睡眠不足は続くと脳が悲鳴を上げますから、睡眠時間はどうにか確保したいです。図太く参りましょう!

>母うさぎさん
人に何かしてあげて喜ばれるというのは自己肯定感をアゲアゲにしますから、オキシトシンも出ていることでしょう。
それにしても、日常のほんの一手間で楽しく出来るというのは素晴らしいですね。(^o^)